図書館で借りた本が予想外にボリュームがあって、返却日までにとても読み終わりそうにありません。何と約630ページ!、100ページを読むのに4日間も掛ったことから、ここで読み終えるのを断念しました。正直、余り夢中になれなかったので、今は晴れ晴れとした気分です。「面白い」と評判の本だったんですけどね。

さて、若い人たちが使う最近の流行り言葉に「詰める」とか「詰められる」というのがあります。会社で上司に厳しく「これをやれ!」と逃げ場なく追い込まれる様なときに、「課長に詰められちゃってさ」などと使う感じかと思います。

これ、誰が言い出したかは不明ですが、よく雰囲気が伝わる適切な表現だなと、私的にはかなり感心しています。「詰められた」経験のある人からすると、そのときの気持ちを誰かに伝えるのに、この短い言葉があれば十分にニュアンスが伝わる!と思うに違いありません。

昔は「詰める」人というのがたくさんいて、というか「上司」というのは「詰める」のが仕事だと勘違いしている人たちで、会社というところは溢れかえっていたものです。今もそんな人、結構いそうですけどね。何なんだろう、部下を持つとみんなこの病気に掛かっちゃうのかな。私も昔は結構にヒドイ人だったので、エラそうなことは言えませんけれど。

まぁ、結果を出すには、局面を動かすにはそういう厳しさも必要なのかも知れませんが、もはや60歳をとうに過ぎた私としては、そういう世界とはすっぱり足を洗いたい訳です。時折、年寄りになっても、いろんなところで他人を「詰めよう」とするおかしな人がいますが、とにかかく近寄らないに限ります。ただただ怖い人ですからね。

どんなに面倒なもの、難しいものに取り組んでも構いませんし、それで忙しくなっても無問題です。かえって、ずりずりとのめり込んでいくのも楽しいものです。逆にどんなに報酬がよくても、何か甘い汁が吸えたとしても、その場の構図が「詰める」「詰められる」で出来ているのであれば、万事を尽くして、そこから脱出するのみです。

更に逆に言えば、「詰める」「詰められる」が無い世界であれば、最早どこでもいいんですけどね。「人間到る処青山有り」なんて、素敵な言葉もありますし。気持ちよくいられる場所で、大切な「余生」を過ごしましょうよ。

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ついに明日から3月です。まだ「一年は4月に始まって3月に終わる」という体内カレンダー?で生きているので、何となく終わりに近付いた「そわそわ感」がしています。今は3月が終わって、4月になっても、何も変わらないんですけどね。

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