久し振りに「なるほどね」と何度もうなずく本を読みました。図書館で借りた「買わない暮らし」(大和出版/筆子さん)。何か倹約・節約の小さな工夫、テクニックみたいなものが書かれているのかと思いきや、人間の欲や「買物をする」という行為に関する深い考察・見識があって、いろいろなことに気付かされました。

本の内容にインスパイアされて、「モノを買う」ことについて改めて気付いたこと、当たり前過ぎて意識もしなかったことを今日のエントリでは少し整理することにしました。

何故、お店に行くのか? 答えは「必要なものを手に入れるため」です。そう、それをずーっと続けていれば、この先お金で悩むことはないのです。

それが、何となくお店に入っては、「これ、安いよ!」とか「無料のオマケが付いている」とか「面白いものを見つけちゃった!」なんて言って、せっせと必要でもないものを家に買って帰るから、お金が無くなって、更には家にゴミが増えてしまっていたのです。

モノを買うというのは、その一瞬、自分は万能の神となれるので、誰だって楽しいことなのです。これが「自分にとって最大の喜び」であれば、それに人生を賭してもよいのでしょうが、そうでなければ、こんなことを続けていけば自滅まっしぐらです。

そうならないための方策として、意識を変えるとか、お金を持ち歩かないとか、いろいろなものが世の中では言われていますが、「お店には必要なものを買いにいく」という原理原則を守るのが一番有効だと思うに至ったのです。今更カヨ。

特に会社の帰り道に何となくコンビニに立ち寄るというのは最悪です。一つ一つのものが安価なので、ついついあれものこれもと買ってしまいます。その点では100円ショップも同じで、「極めて危険な場所」だったりします。

これ、リアルの店舗に行かなくとも、今はオンラインショップが待ち構えているので、こちらも無暗に立ち寄る訳にはいきません。私なんぞ、これまでAmazonでどれだけ「何となく」ポチってしまったことか。だれかカウントしていたら、気絶する様な額に達しているに違いありません。

電子マネーとかクレカがあるので、そのとき現金の持ち合わせがなかっとしても、リアル、オンライン、どちらにせよ、お店に入ってしまえば「アウト!」です。あの手この手で、何かを買わせようとお店は手ぐすねを引いて待っているのですから。

これからしばらくは、如何なるお店にも「必要なものを買いに行く」、逆の表現をするならば「必要なものもないのにお店には行かない」を実践してみることにします。これで、何かの変化が起きるのか? 無理なく続けることができるのか? ちょっとした実験です。

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土曜日にホームドクターの先生のところに行って、いつもの様に血圧の薬を出してもらいました。花粉症の薬も出してもらおうかなと思ったのですが、思いとどまりました。ついに今年は花粉症が発症して以来初めて、「薬」なしでシーズンに突入することになりました。

去年、大量に薬を出してもらって、結局2日分くらいしか飲まなかったんですよね。何だか50代の後半あたりから、身体全体が鈍感になったのか、花粉症も大した症状が出なくなったのです。さて、この賭けがどうでるか。花粉が本格的に飛び始めれば、すぐに答えがでます。どうなることでしょうか。

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