してやられました。Amazonで「ザ・コンチネンタル」というミニドラマシリーズを見たのですが、無事3回分の鑑賞を終えた後にさーっと何とも言えない爽快感が頭を駆け巡りました。これ、大ヒット映画の「ジョン・ウィック」のスピンアウト作品なのですが、本家のテイストも損なわず、見事な出来でした。

それで、何が「してやられた」かと言えば、その構成の妙です。ネタばれはしませんが、始まりからしばらく、というか最終回に至るくらいまではひたすらに殺伐とした、暴力的な映画で、結構に見るのにツラいストーリーなのです。ここで脱落した人も多数いると思います。

これが終盤になると、最後のシーンまで一気に、それまでの伏線を回収しつつ、主人公たちの超人的な活躍がこれでもかと畳みかけられていきます。そして、最後の最後、エンドロールが名曲「ニューヨーク・グルーヴ」(エース・フレーリー)の軽快なイントロと共に始まると、もうニタニタが止まりません。してやられました。

さて、私は4月には62歳!になります。世間的には見事に「終わった人」区分ですが、本人にしてみれば、まだ、そんなことを言っている訳にはいかないので、いろんなことをジタバタ、あたふた、四苦八苦しています。

それで、仕事というのは年をとるにつれて、どんどん選択肢が狭まってきます。このあたりのことは、このブログでも散々書いています。とは言え、「高齢者雇用」の世界では最近では激しい人手不足の状態となっています。まぁ、キツイ仕事を低賃金でさせようという求人自体に無理がありますが。

法改正(2021年4月1日施行)により、65歳までの雇用確保が企業に義務付けられたことに加え、65歳から70歳までの就業機会の確保が努力義務となったことで、多くの人が最低でも65歳までは元の企業で働くことになりました。そんな事情を背景にして、今まで「定年後の仕事」として存在していた労働者市場には、殆ど人が来なくなってしまいました。

結果、苦肉の策として「高齢者雇用」の対象年齢が広がっていき、今後は超「高齢者雇用」にシフトしていく様に思います。冗談ではなく、80歳くらいまでは普通に求人がある世界に突入です。

それで、今日のエントリのタイトル『「よい仕事を探す」楽しみ』ということになる訳です。ここまでの道のりが長すぎです。つまり、幾つになっても、自分にとっての「好条件」の仕事や職場を探し続けるという「身軽さの様なモノ」があってもいいと思っています。

今の私の仕事、とても気に入っていますが、そこにどんよりと寄り掛かってしまうのではなく、自分にそのチカラさえあれば、求められるところに行ける!という「身の程知らずの確信」を持っていたいということなのです。その方が「自由」でいられますし。

勿論、どこでも行ける!訳ではなく、十分に狭まった選択肢の中をくぐり抜けるということですけどね。とにかく、60歳を過ぎても、これから先は随分と長いのです。上も下も、横も後ろも見ずに「前」を向いてテクテクと歩いていきたいなぁ。

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結局、昨日(1/20)も今日も雪は降りませんでした。よかった。丁度庭木を潤す雨が欲しかったところなので、神さまに感謝です。

2月になればスギ花粉の飛散が始まります。ここ数年は幸いなことに大して花粉症の症状も出ずに平和に過ごせたのですが、果たして今年はどうでしょうか。念のために来週末は、ホームドクターに薬を出してもらうことにします。

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