無職後の仕事再開も、今日で丁度1ヶ月です。本当に「あっ」という間でした。ほとんどストレスらしきものも感じずに、毎日が矢のように過ぎていきます。残業もなく定時に仕事が終わり、帰りの電車で本を読んで、家に帰って夕飯を食べて、愛猫と遊んで、お風呂に入って、寝る。こんなことを繰り返していると週末が来て、少し寝坊したり、散歩をしたり。

最近はシニア向け求人サイトから送られてくるメールも少なくなり、「シニア求人」に関する情報量も減りガチとなってきました。けれど、毎月一度くらいは同じ年代の人達の働く環境を考えてみたいと思うのです。

さて、シニア向け求人の「概観」ですが、何となく一時期より求人数が減った?様に思います。年末に向けて求人が増えると聞いていたんですけどね。一方では、シニア女性向けの求人が目に付き始めました。それと「シニア向け」と言いつつ、「40代~50代:活躍」という若手対象の求人の混入度合が高くなってきた様にも思います。

前者は「安い賃金の現場作業」の人手不足に、シニア女性が注目をされ始めている様に思います。求人情報を見ているだけですけど、「60代の女性活躍:コールセンター」「官公庁での電話案内」「公共施設での受付」「主婦活躍中!」なんて仕事が結構に目立つ様になってきました。

こういうのって、今まではもう少し若い層の女性に出されていた求人だと思うのですが、余りに低賃金&キツイ(退屈な)仕事で誰も見向いてくれなくなり、お鉢がシニア層に回ってきた様にも思えます。(失礼でしたね)

それから、後者(シニア求人でありながら、若い人たちも対象としている求人)は明らかに、「シニア労働力」の不足に基くものに思えます。ホワイトカラーの労働者のほとんどが再雇用を選んでしまうので、定年後の労働力が市場に出て来なくなってしまったのです。

これまで「この人たち」の労働力をアテにしていた業界は大慌てで、仕事にあぶれた中年もターゲットにし始めた様に思います。(もしくはもっと年齢が上の層、70歳以上とか) 

企業における65歳までの雇用延長義務が、もしかすると「全世代の労働力調整」という意外なバタフライ・エフェクトを起こすのかも知れません。低賃金の仕事に従事する若い人たちが増えるだけかも知れませんが。

さて、以前のエントリでも書いたのですが、「シニア向けの求人」って、同じ案件がずっと一年中募集を行っているのです。これって、推察をする必要もなく、①人が集まらない ②すぐに辞めてしまう のどちらか、もしくは両方が理由なんでしょうね。

それじゃ、その原因は何かと言えば、何をおいても「人、職場」なんだと私は思うのです。もはや60歳を過ぎて「この仕事で立身出世」とか、「一攫千金」なんてことを考えて、仕事に取り組む人はいない訳です。

つまり、それ程にシニアは仕事に「多くは望んでいない」のですが、それだからこそ「イヤなこと・人」「不快なこと」には耐えられない様に思うのです。せっかく雇ったシニアに長く働いて欲しいのであれば、企業は何よりも「人、環境」を重視すべきと私は考えます。

逆に言えば「人、環境」に納得でき、居心地がよければ、シニア層は低賃金&キツイ(退屈な)仕事でも一所懸命やってくれると思いますよ。みんな、この年までコツコツと働いてきて、働くことの楽しさを十分に知っているのですから。Light My Fire! ハートに再点火です。

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今日(11/15)、プロ野球12球団の合同トライアウトがあったんですね。全59人が参加したそうです。チームからは戦力外と言われた選手たちですが、どの選手も私などは想像もつかない程のスポーツエリートたちです。こんな人たちでも生き残れない厳しい世界があるんですね。

例え、野球選手としてのキャリアは今年で終わったとしても、皆さんだったら、これから幾らでも「次」を生きられますよ。がんばってね。

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