昔、仕事でどうにも身動き取れなくなってしまって「もう、打ち手もないし、成すがままだなぁ」なんて言って嘆いていたら、1年後輩の奴から「ナスがママなら、キュウリはパパよ」なんておちょくられたことを思い出しました。昼ご飯にナスの漬物を食べていたら、突然に。

今日(8/22)も雨が降ってしまったので、毎度ながらに塗装工事はお休みです。静かでいいんですけれど、これ、冗談ではなく8月中に終わるのかな。天気予報では明日も雨だと言うし。「落ち着かない」のは勿論のこと、足場が家の周囲を取り囲んでいることから、庭いじりもまったくできません。

工事が休みなので、お昼ご飯を食べてから、足場のパイプにあちこち頭をぶつけながら、久し振りに庭に出てみたのですが、本当にびっくりしました。この季節、20日間以上も草むしりをしなかったので、草が生い茂ってしまい、最早、復旧の目途が立ちません。

何となく窓越しに「ヤバイ」ことになっているのは分かっていたのですが、いざ、現場で確認すると気持ちが思いっきり凹んでしまいました。これから先が思いやられます。それにしても「植物」というか、雑草というのはスゴイものです。

さて、こんな状態で家を長時間開ける訳にもいかず、家の中がネットを見たり、本を読んだりという「引きこもり」の毎日です。これがいろんな意味で辛いのです。先ず、人間、そんなにこんなことばかりを続けていられるものではありません。飽きてしまいます。ほぼ、何も気分転換もできませんし。

それに家の外、35℃の猛暑の中、職人さんたちが働いてくれているのに、こちらは冷房の効いた部屋にいるというのも、正直気持ちのよいものではありません。何というか、申し訳ない気分というか。それが既に3週間ですからね。心底、疲れました。

そんな中、雑誌の記事で、90歳でマクドナルドで働いている方のことを読みました。熊本の女性の方で、介護の仕事をして60歳で最初の定年を迎え、それから清掃の仕事をして67歳のときに二度目の定年を迎え、その後23年間にわたってマクドナルドで店舗清掃の仕事を続けているのだそうです。

すごいことです。動くのが好きで、働くのが好きとのことですが、それだけでこんなに長い間、人間は働き続けられるものなんでしょうか。働くことを通じて「別の境地」に到達されているのかも知れません。
何だかこの年になっても、条件のよい仕事、自分に合った仕事なんてものをチマチマと探している自分が恥ずかしくなりました。

されど、とても長続きしそうもない仕事に手を挙げて、この年で、まるで修行の様な日々に苦しむなんてことはできませんからね。若い頃と違って、「ポキン」と折れてしまいます。だから、「働くのが好き」と言える様な仕事と職場に何とか巡り合いたいとジタバタする訳です。

先日のエントリでも書いたとおり、理想は「近くて、一人で、呑気な仕事」です。贅沢なことを考えていることは百も承知ですが、これが私の「現在地」なので、仕方がありません。私にできることは、仕事とのよい巡り合いを祈るだけですが。


「家の工事がいつまでも終わらない」という執行猶予、「(手術などがあって)仕事探しが具体的に始められない」という執行猶予、何だか袋小路に入ってしまい、私の毎日を司る神さまの「成すがまま」に無為な時間が流れていきます。何か「パッ」としたことでもありませんかね。

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