今年から始めた「仕事に行くとき以外はアロハを着る」という夏の習慣がとても快適です。何しろ悩まなくてよいのです。アロハを沢山持っていればそうはいかないのでしょうが、3枚のシャツを順番に着ているだけなので自動的に「今日はこれ」が決まってしまいます。さて、寒くなってきたら、どうしましょうか。
最近、坂本貴志さん(リクルートワークス研究所)という方の「定年後モノ」のネット記事(DIAMOND online)を何回か読むことがあって、非常に納得する部分が多く、最新の著作を買ってしまおうかと思ったりしています。
図書館にも蔵書があって、貸出予約をしたところ、待ち行列の10番目くらいにエントリという状況なのです。みんな気になっている本なのです。※タイトル:ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書)
ネット記事や本については、ググれば分かることなので引用はしませんが、著者の坂本さんが繰り返し語る主張の一つに「65歳以降は月10万円の収入があれば十分」というものがあります。
前提としては夫婦二人で、現役時代は厚生年金に加入していた世帯を対象にしているのですが、支出が月30万円程度として、65歳からの年金受給が世帯で月20万円であれば、差し引き月10万円の収入があれば十分だという訳です。
確かに「現役時代よりも給料が半減した」などと凹まずに、そもそも10万円稼げばいいんだからと発想を変えれば、随分と「老後の仕事」に関する考え方が楽になります。とにかく「預貯金が一方的に減り続ける」というのは精神衛生上極めてよろしくありませんからね。
時給1,200円とすれば、10万円は84時間の労働で達成されます。84時間の労働は6時間労働として14回。14回の仕事は週3日+α。数字を分解すると更に気持ちも明るくなります。もしかすると条件にあった仕事を選べるかも知れません。9時に仕事を初めて、お昼休みを1時間とって、16時にはきっちり終わる仕事です。「何でもいいので働かせて下さい、贅沢は言いません」なんて始めた仕事は大体続きませんからね。
日本における人手不足というのは「給料が低くてキツイ仕事だけ」とよく言われます。これが弱者(高齢者など)に割り当てられています。これはこれからも変わらない訳ですが、考え方を変えると何となく絶望はしなくてもよさそうに思います。
まぁ、「65歳以降、どう働くか」については、然るべきタイミングが来たら考えることにします。何とかなりそうだなと根拠もなく楽観しています。
さて、寒くなったら何を着ましょうか。ヨットパーカーが楽ですかね。寒がりの頭を覆い隠すこともできますし。