そろそろ次の資格勉強でも始めようと思っています。資格を取ったところでそれが「将来」や「手当」につながるものではありませんが、「まだ新しいことを頭に入れることができる」と信じてノートを作ったりするのは楽しいじゃないですか。
以前のエントリで何回か書いているのですが、私は老いらくで、駆け出しの資格取得マニアです。再就職に際しては、難易度は低いものばかりでも「国家資格」を幾つか持っていることで、幾ばくかは応募先の企業の方に評価をしてもらえたと思っています。面接のときに「話題」にもなりますしね。
私の場合、まったくの「ゼロ」から勉強を始めることになるケースが多いので、集中して「3ヶ月」勉強すれば合格できそうなものがターゲットになります。というか、これ以上の期間、集中することができない質なのです。
実際には最初の1ヶ月は関連する知識の「外側」をうろうろして、次の1ヶ月はその世界の「言葉、用語」に親しんで、最後の1ヶ月で「過去問」ばかりやる。この間、気付いたこと、最近の言い方だと「tips」をキーボードから、バリバリとファイルに入力しておく。そして、最後の10日間で、この「tips」集を何回も読み返す。大体、これがいつものやり方です。
今回のターゲットはFP2級(ファイナンシャルプランナー)、簿記2級を考えています。FP2級は来年(2023年)1月に試験があり、勉強を始めるにはまだまだ早過ぎます。簿記2級は日程が決まっている会場試験に加え、現在はオンライン受験ができる様になり、ほぼ毎日、近隣の施設で受験をすることができます。簿記2級は近年、「難化」が著しく、私の様な門外漢はきちんと準備をしないと歯が立ちません。簿記3級を取得したのも15年程前のことで、すっかり「仕訳」から忘れてしまっており、実質的には「そこから」勉強開始です。さてさて、どうしますかね。
若い人、若くなくても叶えたい未来を信じている人は、例えそれが長期間の準備/勉強が必要であっても、一心にゴールに向けて努力を続けることができます。今、勉強する時間はあり余る程にあるというのに、肝心の「叶えたい未来」がぼやけて像を結びません。
年金をもらって、安泰に暮らす? まぁ、突き詰めればそういうことなのでしょうけれど、寂しいものです。どこにもつながらなくても、時間切れになって途中でお終いになっても構わないので学び続けるというのはカッコいい「思いつき」ですが、集中が続きません。いいところで3ヶ月。皮肉なものです。今、自由に使える時間を箱に詰めて、若い頃の自分に持っていきたいくらいです。けれど、手渡すときには「くれぐれもムダにしない様に」と釘を指さねばなりません。無理だろうなぁ、あの頃の私では。
おととし、FP3級という「FP試験のはじめの一歩」を受験しました。この資格は大学生が履歴書の取得資格欄に「一行加える」ために受験するものの様子で、会場ときたら本当に若い人だらけ。試験監督官を加えても、その場所にいた大勢の人の中で私が圧倒的な最高齢でした。一気に高齢者になった様な気がしたものです。無事合格した訳ですが、合格率が90%近いという試験でもあり、合格の喜び以上に「落ちなくてよかった」と思ったものです。それでも凹みますからね。