大切にしていることを変えないと安心するし、毎日新しいものに出会うのも楽しい。結局は自分に丁度いい「バランス」を見つけるのがよさそうです。けれど、この「バランス」だって、ずっと固定してしまったら、何だか窮屈です。誰も決めていないのに、自分から自分を「がんじがらめ」にしてしまう。よくやっちゃうんですよね。
ディスカウントストアに行って「おっ、凄く安いんじゃん!」などと言って、普段絶対に飲まない様な飲料や食べ物を「一箱」なんて単位で買ってしまう。これが自分に試練を与えます。数回食べたり飲んだりすればすっかり飽きてしまうし、消費には家族は協力してくれない。妙なところで「食べものを粗末にしない」といったモラルが首をもたげて、後は求道者の如き心境で黙々と残りを食するのみです。よくあるでしょ? ないよね、ないない。
退職して時間が経過していくと、どこかで「曲がり角」に差し掛かる様に思うのです。そう、考え方や価値観といったものが、現役時代とは「ころっ」と変わる曲がり角。「ころっ」でも「まるっ」でも「ぺろっ」でも何でもいいです。この「曲がり角」にすぐ達してしまう人もいれば、ずっと直進を続ける人もいることでしょう。それは人それぞれ、人生いろいろなのでどうでもよいことです。ただ、私は漠然と思う訳です。「曲がり角を過ぎると何かが上手く行き始める」って。
せっかく上手く行っているんだから「ルール」や「やり方」を変えない? いえいえ、どんどん「変えてしまう」ことこそが「上手く行っていることを継続できる」秘訣なんだなと私は思うのです。もし、「イヤだな」と思うことができてしまったら、すぐにそれを変えてしまう。勿論そうはイカの筋肉質じゃなくて、そうは行かないものも沢山ありますが、小さなことを変えるだけで大きなHappy!ということもあるのです。みんな思い当たるでしょ。
そういっても「これ大事」という「朝の習慣」を調べてみました。
※出典:ハピ研 あなたの毎日の習慣を教えて?(2015.9)
<「これをしないと毎朝が始まらない!」という朝の習慣(日課)は?> ※複数回答可
コーヒー(インスタント、ドリップ含む)を飲む(39.4%)/目覚めのコップ一杯の水を飲む( 26.0%)/新聞を読む(19.2%)/パンを食べる(17.4%)/ヨーグルトを食べる(15.2%)/ 朝のニュース番組、ワイドショーを観る(14.4%)
このアンケート調査、何が貴重かと言えば、2015年、今から7年前は相当数の人たちが「新聞を読んだり、ワイドショーを見ていたり」したことです。本当に急激に世界は変わりました。思えば我家が「新聞を止めた」のも、この直後ぐらいでした。私の場合、朝の習慣は「血圧を下げる」「血をさらさらにする」「むくみを改善する」という3種のクスリを飲むことです。これがないと一日が始まらないどころか、人生が終わってしまいます。とほほ…
「何かが上手く」行き始めるとどんどん贅沢になって、「目標」やら「目的」やら「生き甲斐」やらといった大層なものを掲げたくなってきます。おっとおっと、急がない急がない。気を付けないとまた毎日をつまらなくしてしまいます。きっと、「曲がり角」を過ぎてからは、十分に時間を掛けて、再度自分が「熟する」のを待つ方が良さそうです。