ジムに通う際に使うために買ったリュックがどうにも気に入りません。まぁ、僅か数千円をケチったのがいけないのですが、何もかもがダメなのです。
外側のポケットが一つしかなく、しかも大して何も入らず、更にはファスナーがスムーズに動かない。背負う際のベルトに一切のクッションが入っていない(!)。主荷室の中に一切のポケットがなく、ファスナーが片開きで使い辛い。5回程使って、使う度にストレスが増大していきます。
一応、名のあるブランドのものだったので、大してスペックも確認せずにポチったのです。「意外に安かったじゃん!」などと最初は喜んでいたのですが、安いには安いなりの理由があったのです。勿体ないけれど、別のものを買うことにします。口惜しいなぁ。
「現役」の頃は大して気にならなかったものが、退職後に使う頻度が高くなったり、生活スタイルが変わったりして、使い勝手が悪くなるということがここしばらく続いています。度々使うものだからこそ、小さなストレスが積み重なって、イライラしてしまうのです。
最近はこんな風に感じたら、結構に思い切りよく「買い換えて」しまいます。もともと大して高価なものを使っていた訳ではないので、できることかも知れませんけどね。逆の見方をすると、そもそも「安物買いの銭失い」とも言えそうです。amazonで購入してばかりいることの弊害なのでしょう。一応はレビュも読んだりするのですが、あまりアテにはなりません。大切なお金を使うのですから、昔はした様に「確かめてから買う」というのは大切なプロセスだったのです。
ネットで検索をしてみると、生活の質(Quality of Life:QOL)を高めるために「普段使いによいものを」ということを皆さん口をそろえて提唱しています。今時、「普段使いなんだから安物でOK」などと言っていたのは私だけだったとのは…
この「QOL重視」というのはミニマリストと称される人たちの基本スタンスなのだそうです。ごちゃごちゃとモノがあるのが好きな私からすると「興味がある」生き方です。
ミニマリストの生活様式に関して「すっきり」とまとめたサイトを見つけたので、そこから少し内容を紹介させてもらいます。
※出典:くらひろ by TEPCO ミニマリストとは?(2022.3)
<ミニマリストの物の選び方>
♪シンプルなものを選ぶ ♪長く使えるかどうかを考える ♪心から好きなものを選ぶ
♪複数の用途で使えるかで選ぶ
基本は「モノを持たない」人たちなので、モノを買うのには厳選が必要ということですね。ふむふむ。まぁ、最初からすべて「アタリ!」を引ける訳ではないので、きっと駆け出しのミニマリストの部屋というのは「趣味の悪いものが少しだけある」という可哀想な感じになっているのかも知れません。けれど、試行錯誤を繰り返す中に「ミニマリストが様(さま)になっていく」ことでしょう。別の記事で「お金は選択にあたっては考慮しない」と書かれていましたが、確かにこの条件を満たすモノが安い訳はありません。ミニマリストというのも結構お金が掛かりそうです。
ちなみに私が「使うのヤーメた」としたリュックサックは、先ず「心から好きなものを選ぶ」という点でダメですし、ジム用などと言って通勤用などと分けて買おうとして、部屋にリュックを増やしてしまった点でダメな訳です。リュックだけで5つも持っているのですから、ミニマリストには到底なれません。(使う機会があるか不明な「災害用」なんてものまであります)
退職者、自慢じゃありませんが「時間」だけはたくさん持っています。まぁ、収入は激減しているので「お金に糸目を付けぬ」という訳にはいきませんが、普段使いの品物にこそ、ミニマリストの様な「買い物の目」を持って、じっくりと選びたいものです。さて、使い勝手が悪くなっていた「定期入れ兼カードホルダー」、久し振りに隣町のデパートにでも探しに行きますかね。