ついこの間まで、「50の手習い」というのは、「もう時間切れ、もっと若い中から勉強を始めておけ」という意味で使う慣用句だと思っていました。まさか、forever young、「学ぶことはいつからでも遅くない」の意味だったとは。だって、みんな照れながら、自嘲気味に「お恥ずかしながら、50の手習いですよ、ハハハ」とか言うじゃん。穴があったら、埋めたいです。えっ、これも間違ってる?
とにかく独学が好きで、これまでずーっと、本を読んで、勝手にガチャガチャやって、その場しのぎの自己流で生きてきました。数々の失敗の原因はそこにあったことは明白です。
けれど、教わることには興味があるのです。きっと、独学では得ることができないような技術やコツの拾得が、先生に教えてもらうことで「スッ」と体得できるのです。
早期退職などして、時間があり、気力も衰えず、更にまだお金も底をついていない今こそが「Lesson開始」のチャンスです。待ってろよ、手芸教室!
さて、今、中高年のレッスンブームが大変なことになっているとかいないとか。実態を調べなければなりませぬ。ちょっとデータが古いところはご容赦下さい。
※出典:リクルートライフスタイル 習い事についてのアンケート(2016)
※調査対象:50~64歳の働いている人/過去1年間に何かのレッスンを受講(1回だけ、通信教育を含む)/回答数:男女各208人
<女性>
1位 英語、2位 ヨガ・ピラティス、3位 フィットネスクラブ・・・13位 ゴルフ
<男性>
1位 英語、2位 ゴルフ、3位 フィットネスクラブ・・・4位(同数) 簿記、FP、宅建
(エラそうに)総評です。女性は「習うこと自体を目的として楽しみたい」、男性は「習うことを手段として、何か目的を達したい」って感じです。詳しくは出典元ページでランキングをご参照下さい。こんなに男女差があるアンケートも珍しいです。
そんな中でも男女で共通した「1位 英語」、大人気ですね。みんな結構できるのにね。まったく英語ができない私とは、きっと違う「something」が見えているのでしょう。
ちなみに私が「英語」の再学習にまったく関心をもたなくなった理由に「ポケット翻訳機」とか「スマホの自動翻訳アプリ」の登場があります。下手に意味不明の英語モドキを使って、現地の人に苦痛を与えるくらいなら、コイツらに働いてもらった方が余程ストレスもなく、正確に思いが伝わると喜んでいるのです。
それに、コロナ禍もあって、これから一生海外に行くこともない様に思っているのです。まだ、日本国内も大してどこにも行っていないのです。先ずは北海道と北陸と四国と九州と沖縄からだな…先は長いぞ。
どうやら、ゴルフ(男性2位、女性13位)は、お母さんは一緒に行ってくれないみたいなので、お父さんは「打ちっぱなし」に「行きっぱなし」になって下さい。韻などを踏んでみましたヨォ、ラッパーってこんな気持ちですかね。
それから、男性は「資格取得」系が大人気です。まぁ、資格ハンターの端くれでもある私が言うのも何ですが、資格の勉強って特別に「楽しい訳」じゃないんですよ、勿論、趣味でもない。何となく「持っていた方が役に立ちそう」という貧乏気質と、有り余る時間を如何に消化するかという命題の解決が上手く合致した結果、オジサンたちは「資格取得」に至るのです。
確かに一昨年、宅建の試験を受けに行ったときも試験会場が「おやじの海」化していて驚いたものです。
<習い事にかけたお金>
◎月謝制:男女差なく、8千円台
◎一括払:女性 7万円台、男性 11万円台
オジサン、お金持ちですね。独学しかしたことのない私からしたら、こんなお金を習い事に使うなんて、まったく想像できません。こんなに支払ってしまったら、そりゃ、一所懸命になる訳です。基本、オジサンはケチですから。ちなみに、「男性の11万円台」というのは、他の年代に比べても頭一つ抜きん出ているのです。これ、きっと奥さんには内緒のお金なのです。
奥さん、大目にみてあげて下さい。使い方を間違えているだけで、お金が掛かる遊びを覚えた訳ではありませんから。
近々にも、だれかに教えてもらってから、やってみたいことがあるのです。エヘヘ、まだ、メルカリで出品したことが無いのです。処分したい、けれど、捨てるには少し抵抗があるものが、段ボールで三つ四つあるのです。先ずはyoutubeに転がっている「サルでもできるメルカリ」みたいな動画を見てお勉強です。ダンナさん、結構いい品ありますぜ。