今日(3/16)の東京地方は、昨夜からの冷たい雨がずっと夜まで降り続いていました。そんなに激しくはないものの、途切れることなく「しとしと」と降り続きました。「しとしと」の語源は「しっとり」で、、擬音語ではないらしいのです。でも窓を開けると「しとしと」って音が聞こえましたけどね。
さて、定年後だったり、高齢者だったりすると、仕事を探すときに大半の人は「どこかにウマい話、楽してお金がもらえる仕事はないかしら」と求人情報のページをめくるものと思います。今だとめくるのは「WEBページ」ですけどね。
他人はともかく、私は「そう」なのです。それで、当たり前ですけど、これって明らかに「正しくない」のです。「正しくない」とは正義の話ではなくて、やり方が間違っていることを指しています。
このやり方が「正しくない」理由は、求人側が応募者のことを見越して、「ウマい話を探しているんだろうから、甘い言葉で誘ってみるか」という単純な仕掛けがそこに施されているからです。応募者が探しているのは「仕事」ではなく「ウマい話」なのですから、こういった応募者が仕事の内容やボリュームをきちんと確認することは先ずありません。
それで、こうやって働き始めた結果として、多くの場合は「こんなハズじゃなかった」「騙された」ということになり、シニアは短期間での離職をすることになり、更にはこれに懲りずに同じことを繰り返してしまったりします。求人側は「そうなること」は織り込み済みなので、キツくてヤスい仕事の求人はいつまで経っても満たされることはなく、延々と出され続けることになります。取り敢えず頭数がそろっていればいいみたいな仕事も少なくないのです。
これ、仕事探しに限らずに、何かを探す、手に入れたいと思うときに陥りやすいことだと思うのです。本当に欲しいものを手に入れるためには、それ相応の対価を支払う必要があって、そこには「ウマい話」などありはしない。普通に考えれば当たり前のことですけれど、どこかに「ウマい話」が埋もれている様な気がして、少しでもそんな匂いがすると、みんな飛びついちゃうんですよね。
これが欲しい、これをやりたいと思ったら、それを手に入れるために「お金を貯える」「経験や資格を身に付ける」という当たり前のことに時間と労力をかけねばなりません。けれど、それをないがしろにして、「ウマい話」が転がっていないかと探してしまう。勿論、そんな「ウマい話」などある訳がなく、失敗で済めばまだしも、場合によっては多大な損失を作ってしまう。
もう、残りの時間も随分と短くなってしまいました。これからは「ウマい話」など探すのではなく、本当に欲しいもの、必要なものを厳選して、それを「正しいやり方」で手に入れたいものです。急がば回れ、昔の人が言った言葉のとおりです。
今日のエントリは、自戒の思いで書きました。子供の頃から「ウマい話」にすぐ引き寄せられちゃうんですよね、ワタシは。それで何度失敗をしてきたことか。自分を変えるのは難しいナ。
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木曜日がお休み(春分の日)なので、今週は随分と希望に満ちています。本当は金曜日も有給を取って、4連休としたいところだったのですが、実は有給、残りがほとんど無いのです。去年はカミさんの検査やら、入院やらで、せっせと有給を使っていたのです。
とは言っても、金曜日は朝一で病院に行って、昨日まで装着していたホルター検査の結果を聞くことになっているので、半休を取るのです。来月の中旬には新たに有給が復活するのですが、それまでの約一ヶ月、休むことなく背水の陣で臨みます。まぁ、有給を使い切ったら、ただ「欠勤」するだけなんですけどね。命まで取られる訳じゃないし。