走れば間に合うなら走る

今週は一日短かったハズなのに、とことん消耗してしまいました。それでも、何とか金曜日の夜に辿り着きました。この状態だと「週末を有意義に使う」とか「余暇の活用」なんて、どこの世界の話やらで、愛猫と共にひたすらに眠ってしまいそうです。とは言っても、そんなときに限って、猫ちゃんが一緒に遊びたがるんですよね。頼むから寝かせてくれ。

年を取ると歩く速度がどんどんと遅くなります。歩幅が短くなって、繰り出す足の回転数も少なくなります。若い人たちだけでなく、中年のおばさんにだって普通に追い抜かれてしまいます。みんな先に行ってくれ。おじいさんはちんたら歩いてるから。

その一方で、人混みの中でも必ず走っている人を見掛けます。趣味とか健康のためとかいう訳ではないでしょうから、きっと何かに間に合わせようと急いでいるのです。私もときおり会社の始業時間に間に合わせるために、少しばかり「走っている感じ」で歩くことがありますが、それとは違って、周囲に風を巻き起こす勢いで走っていくのです。

我思うに、急げば間に合う、走れば間に合う、そして、そのために懸命に走る姿って、カッコいいですよね。今朝、作業着姿の50過ぎのオヤジさんがバケツを持って、ぜいぜい言いながら地下街を走る姿を見て、正直、ほれぼれしてしまいました。あんな姿、家族の人が見たら、胸がキュンとなって、泣いてしまうかも知れません。おとーさん、頑張っているんだなって。

もう、どんなに走っても、大概のものに間に合わないのでしょうが、それでも、「急げば間に合う」なんて状況になったら、すぐには諦めないで、無様にジタバタしながらでも走った方がカッコいいよな、きっと。

それでは、よい週末を。