「小さな名詩集」というポケットサイズの本を図書館で借りて、読みました。今まで「詩」を読むことなんて無かったんですけどね。図書館の書架にあったので、手に取って読んでみたら、何だか一瞬、周囲の音が一切消失した様な感じがして心地よかったので、借りてきたのです。
それで、仕事帰りの電車の中で読んでいたのですが、文字も大きいし、内容も考えることなく頭にストレートに響いてくるし、「帰宅の友」として優れたものでした。たまにはこういう「非日常」もよいものですね。
月に一度、「シニア向けの求人」を眺めています。これ、世の中も変わりますが、私も年老いていくので、当然ながら、求人市場はどんどんと狭き門になっていきます。それまでは「経験者」「資格保持者」であれば、多少は年齢が高くても緩和されていた採用条件が、年齢が増すごとに厳しくなる。
採用する側からすれば当然ですよね。採用したシニアに教育コストを掛けても、数年でいなくなってしまう。そもそも新しいことが覚えられない。無理がきかない、年齢を理由に勤務が不安定。周囲の現役世代の社員に馴染めない、組織がギクシャクする。厄介なプライドを振り回す。まだまだあるぞ。シニアをどんどんこじらせている私が言うのですから、間違いありません。
こういうダメな点が年を取れば取る程に噴き出して来るのですから、例えシニアであっても「若い方」がよいに決まっています。仕方ないよね。
それで、独断と偏見ではありますが、シニア求人サイトを4年程、度飽きもせずに眺めてきたワタシがざっくりと年齢別の求人全体像を書いてみます。異論やら、「間違っているゾ!」というお叱りは多々あると思いますが、何せ「眺めている」だけの閑人の独り言みたいなものですから、ご容赦を。
<シニア初期>
◇55歳~60歳
経験者、必置資格の保持者であれば、余裕で求人あり。安心して仕事と会社を選べます。未経験者の「事務系仕事」求人はほぼ無し。求人が出れば、とてつもなく狭き門で、普通に20連敗ぐらいは覚悟が必要です。現場仕事は大量にありますけどね。
<シニア中期>
◇61歳~65歳
経験者、必置資格の保持者であれば、丹念に探したり、条件を下げれば、まだ求人が見つかります。大丈夫です。未経験者可の「事務系仕事」求人は、何か「訳アリ」のものしかありません。応募に際しては十分な確認が必要です。現場仕事はこの層がメインなので、大量にありますが、それでも介護などの資格が必要なものは結構に難しいかも知れません。
<シニア後期>
◇66歳~70歳
経験者、必置資格の保持者であっても、ほぼ求人が無くなります。技術系の必置資格は「ピンチヒッター」的な役割での求人はあったりします。電験とかね。未経験者の「事務系仕事」求人は、まったくありません。現場仕事もそろそろ仕事内容が限られてきます。警備の中でも交通誘導を行う「棒振り」、マンション管理人、清掃、セルフGSの夜間業務(乙4保有が必要)といったものがメインになります。
<シニア打ち止め期>
◇71歳~
現場系の一部の仕事を除いてはほぼ求人がなくなります。それについても、<シニア後期>にあった仕事の求人に「70代以上も働けます」などと書かれていますが、実際には70歳を過ぎてから「採用」となると難しい様に思われます。
これまでのエントリでも同様のことを書いたことがありますが、自分が何歳まで何をして働きたいのかを定めて、シニアと言えども早目にその仕事を始めておくことが「戦略的」に必要と思います。「採用」ではなく「継続」であれば、今後、75歳くらいまでは「どこかに雇われて働く」ことが可能になりそうですから。そんなこと、自分でプランして、その通りに実行しているなんて人、どこにもいないんですけどね。
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私の風邪はほぼ全快したのですが、ほぼ同時期に罹患したカミさんの方はまだ回復に至りません。ずっと咳と鼻水が出て、痰も切れません。それで、鼻の周辺が傷つかない様に「保湿ティッシュ」を使っているのです。
我家ではこれを「少しいいティッシュ」と呼んでいて、市場に出回っている幾つかの商品の中で、「鼻セレブ」「スコッティ・プレミア」の2つが高評価なのです。毎週末にどちらかを5つぐらい買っているのですが、心なしかお店で欠品しているケースも多くなっている様な。今度お店で見つけたら、買い占めちゃいますかね。