昨日(11/13)、洗面所の蛇口から水が止まらなくなってしまい、大変な目にあったことを書きました。それで、今日の午後に業者さんに来てもらい、結局、かなり大掛かりにいろいろなものを交換しなければならないことが分かりました。
私は仕事に行っていて不在でしたので、応対をしていたカミさんから聞いたことなのですが、家を建ててから25年以上も経つのに、「これまで水回りのトラブルがなかったのは奇跡」なんだそうです。とにかく「締める」「緩める」ことが必要なところがすべて固着していて、業者さんすら回せなかったらしいのです。
それで、余りに設備が古すぎて、交換部品がまったくないことから「大掛かりな交換」となったのですが、必要なパーツを持ち合わせておらず、来週に再度、復旧/刷新のチャレンジをすることになったそうです。家の設備がよくなるのはウレシイのですが、また、10万円程度の出費となりそうです。快適に生きていくにはお金が掛かるなぁ。
さて、世界中、洋の東西を問わず、時代の今昔に関わらず、ニンゲンというものは「覚え目出度き」を常に考えて行動してしまうものだなと思うのです。何なんでしょうね。どこにいても、少しでも自分より優位に立つ人に対して「あいつ使えるな」「いい奴だな」と思われるために、浅ましい行為に走ってしまう。
特に政治の舞台や、お役人の世界、大企業の渦巻きを垣間見るに、もはやそこに生息する人たちは「覚え目出度き」を隠そうともしません。よく知らんけど。それどころか、自分がどれだけ相手に尽くしているかの大アピール大会です。TVニュースなどで、苦しい答弁、言い訳をしている人たちを見ていると、「ねぇ、それ、本気でそんなこと思ってるの?」と聞いてみたくなることが多々あります。がんばってね。
みんな、そんなに「可愛がられて」何になりたいんでしょうね。まさか「可愛がられる」こと自体が純粋な目的!なんていうこともあるまいし。でもね、そんなカッコいいことを言っている私というのは、幾つになっても、どこにいても、結局は「覚え目出度き」の呪縛から逃れられずに生きているのです。
まるで、本能でもあるかの様に。あまりに自然で、自分でも呆れる程にスムーズに。まるで生得の才能でもあるかの様に。
この呪いがすっかり解けたら、まったく別の世界が目の前に広がりそうですけどね。すっかり仕事もやめてしまって、誰にも頭を下げず、誰にも取り立ててもらう必要もなく、上手く立ち回ることやズルく特典を得ることに飽きてしまったら、「覚え目出度き」という化け物が背中からポロっとはがれ落ちるのかな。
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毎日、暑い、暖かいなどと言っていたら、来週の中盤以降はクリスマス頃の気候になるのだそうです。少ししゃくですが、今年は12月になる前にコートでも着ますかね。