「今年の夏は猛暑」なんて予報が出されていますが、今のところはまだ「暑い」というにはほど遠い毎日です。夜なんか、寝る前にエアコンの暖房を入れています。これはニンゲンのためではなく、愛猫のため。
家の子、フローリングの床の上でそのまま寝てしまうことがあって、時には朝、体が冷たくなっていることがあるのです。本人はケロっとしていますけどね。さて、何月まで、暖房を入れることになるのやら。
さて、中島みゆきさんの名曲「ヘッドライト・テールライト」という歌の歌詞で、私が一番グっとくるのが「旅はまだ終わらない」という部分です。これ、年を取れば取るほどに「そうだよね」としみじみとした気持ちになります。
ここでの「旅」とは「頑張って生きること、日々を続けていくこと」と聞くこともできるし、「この世で生きている間」と聞くこともできる様にも思えます。中島さんご本人がどんな思いで作ったかは分かりませんが、勝手に両方の解釈をしては、涙ぐんだりしているのです。
何か夢を追いかけていたり、目指すものがあって、それに邁進している様なごく一部の人からすると、その道が断たれた際には「旅は終わった」と思うのでしょうね。けれど、多くの人にとっては、まだ生きていくために、大事な家族が幸せに暮らせるように、まだまだ働いて、旅を続けることになります。
私などは「働くこと」至上主義的なものにすっかり毒されているので、どうしても、この歌の「旅」とは働いていることと考えてしまいます。実際に「働くこと」はいろんな問題の解決に一番よい方法ですけどね。経済面の問題を解決する、人の持つ承認欲求を解決する、認知症になるリスクを軽減する、余計なことを考える時間を解消する、社会を回す役割を微かに果たす、納税により社会に貢献する…
それが、65歳なのか、70歳なのか、はたまた80歳なのか、いつか(お金をもらって)働くことをやめたときに、「オレの旅は終わったよ」などとこの歌を聴くのかも知れません。そして、働くのをやめて、家で静かな時間と向き合う中に、「そうは言ってもまだ生きてるしな、まだオレと家族の旅は終わっていないな」とこの歌を聴き直すのかも知れません。
いずれにせよ、今はまだ「旅の途中」なので、車窓に流れる景色をただただ眺め続けているのです。本当は「旅」なんて優雅なものではなく、毎日いろんなことに追い詰められて「それどころじゃない」状態ですけどね。
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今日(6/9)の昼食は、「カップ焼きそば」を久し振りに食べました。数日前から、何だかどうしても食べたくなってしまい、昨日週末の買物に出掛けたときにこっそり買物カゴに入れておいたのです。カミさんには呆れられましたけど、満足しました。