自動車保険の会社から個人情報漏洩のお詫びのお手紙が届きました。世界に流れ出していた私の情報は①苗字 ②性別 ③生年月日 ④メアド ⑤保険登録のID ⑥保有車名といったところだそうです。そして、不審なメールや連絡があったら注意してねと書いてありました。

実際のところ、ここで漏洩しなくても私のメアドは既にネット上を漂っていて、毎日何十通もの怪しいメールが届きます。今回の漏洩で、「生きているメアド」という膨大なデータの一つに過ぎなかった私の情報に「苗字」「性別」「生年月日」という項目が紐付けられたことになるのでしょう。

というか、既にこういうデータの断片が名寄せされて「私」の情報など世界中にダダ漏れなのかも知れません。きっとその手の業界では個人情報にランク付けなんかがされていて、私なんぞのデータには「価値無しフラグ」なんかがきっちりと立てられている様に思います。情けない… それでも想像するだけで、何だか怖い世の中です。

確か10年程前にも同じ様なことがあって、どこかの会社から連絡があり、お詫びと共に500円の金券が同封されていました。今回も「500円」のプリペイドカードをいただきました。所謂「お詫びワンコイン(500円)」ルールはずっと継続されているのですね。

これってネットで少し検索をしてみると、2004年に「ソフトバンクがYahoo!BB加入者452万人分の情報漏洩で金券500円」、2007年に「大日本印刷が業務委託を受けたカード会員863万人分の情報漏洩で金券500円」といったあたりで「お詫びはワンコイン(500円)」の道筋が付けられたとされています。そうか、給料も上がらなければお詫びの金額も変わらないのね。

自分の情報がどこまで、どんな風に世の中に漂っているのか、最早確認のしようもありません。どこのサイトでどんな情報を登録したのかすら、正確には覚えていない始末です。だから、今回の様なお詫びの連絡をもらっても、何だか「またか」みたいなところがあって、感覚がおかしくなっているのです。おっ、500円のプリペイドカード、ラッキーみたいな。

いろんなことが便利になった代償なのか、実は随分と怖い世界に生きているかも知れません。クレジットカードの明細には目を凝らして確認し、不審なメールや連絡には今まで以上に用心することにします。

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